紅茶とわたし。

2021年の3月、クラウドファンディングにて沢山の温かいご支援に恵まれ、いつかは復帰したいと思っていたハーブティー事業を再度立ち上げることが叶いました。

一度は育児と出産の為未練を断ち切るためにも思い切って店をたたみ休んだものの、ハーブティーに対する思いは強くなる一方で、産前産後はモヤモヤしたり「自分にはなにもない…」とぽっかり大きな穴が開いたような状態で自分に自信が持てない時期もありました。

事の始まりは、2009年。

子育てに追われ、先のことより「今」目の前で起きていることにしか目を向けられないくらいにいっぱいになっていた時期がありました。

そんな私の唯一の楽しみは、こどものお昼寝タイムにこっそり頂く紅茶とお菓子。

特別高価なものを用意するわけでもなくどこでも買えるような紅茶とお菓子でしたが、その時味わうお茶の味、空気感、満足感は今でもはっきりと思い出せます。

今振り返るとあの頃【ティータイム】だけが唯一自分の気持ちに向き合える時間で特別な時間でした。

もちろん余裕のない中で準備するので簡単なお茶の時間でしたが、私なりのリセット法であったりご褒美のような感覚だったのは確かです。

若くして母になった私は、若いからと子育てや生活にケチを付けられ子供が不憫な思いをしないように周りの目を気にして必死に気を張って過ごしていました。そんな一生懸命な自分が今となっては懐かしいですが当時は客観視できる余裕もなく…とても未熟でした。

いつからか自分らしく落ち着けるティータイムは自然と習慣になり…打ち込める趣味になっていきました。久しぶりに子育て以外のことが頭に入ってくるようになると、それまで忘れていた「自分らしさ」みたいなものも蘇ってきました。

たまに自宅に友達を招いてお気に入りの紅茶を淹れてみたり…

雑貨屋さんで気に入ったティーセットを揃えてみたり…

お茶請けの簡単なお菓子を作ってみたり…

気付くと紅茶は、自分の時間や人との語らいの場になくてはならないモノ・自分を表現できるツールになっていました。

紅茶の世界に魅了されハマったことがきっかけで次第に【好き】なことや深めていきたいジャンルがはっきりして探求心も高まっていきました。

そんなタイミングで広告の【紅茶コーディネーター】の資格が目に留まり迷わず資格取得へ向かい猛勉強が始まります。学校の勉強は大嫌いだった自分がこんなにも夢中になり勉強を楽しめるなんて思わなかったし、学ぶことの楽しさにやっと気づけたのも大人になってからでした←中々遅いですね(笑)

資格取得後は、紅茶教室に通い実践的な講師の活動を学び紅茶のある生活をより深め、自分でもサロンを主宰したいと思うようになりました。

しかし、そこで第一の壁にぶち当たります(笑)

紅茶の世界は奥が深く、なんといっても華やかで学んでいる方も優雅で余裕に溢れる方ばかり!

よくもまぁ、私のような若造が紛れて入れたなと思うほど眩い空間が広がっておりました!!

そんな中さすがの私も初めは気後れしていましたが…皆さん素敵な方ばかりで次第に慣れ、いつしか新しい自分の居場所のような心地よい環境でした。先生もとても温かく、わからないことばかりの私に一から丁寧に教えてくださいました。

毎月一度の紅茶教室に通うためにも、恥をかかぬよう猛勉強して背伸びしてみたり、付いていくのにとにかく必死で。

しかし多少無理して背伸びしてでもあの時勇気を出して大人の世界を早くに見せて頂いた経験は我ながらよくがんばった!!今でもいい判断だったなと。ノリと勢いで門を叩き飛び込んで良かったと思います。

ある程度分かってきたら次に思いだしたことは【私も発信する側になり、自分らしいコミュニティやサロン活動がしたい!】といてもたってもいられず見切り発車(笑)

自分のこともままならなかった人間が、沢山の素敵な大人の背中を見て憧れ、夢を見るまでに余裕や自信を付けだしたんです。

当時の私はきっと、潜在的に良いエネルギーが集まる場所はこんなにも人を明るく前向きにしてくれることに気付いたから、それを自分で再現したかったんだと思います。

しかし、サロン主宰に向けて実現的に高価なティーセットやテーブルウェアを揃えたり、ベテランの講師の方々のような優雅な空間や演出は到底手が届かず頭を抱えました。。

今自分がしたいこと…

サロンを主宰する意味…

現実案はなにか…

一生懸命考えて辿り着いた…いや、背伸びせずに冷静になると本来自分が求めていた大事なことに気が付きました。

【ティータイムを通してママたちが笑顔で子育てを楽しめる会】

こんなサロンがあったらいいな♪

私が誰かの助けになれたらいいな♪

子育てを一緒に楽しみたいな♪

をコンセプトにサロンを立ち上げました。

これは、今でも私が大切にしている【ハーブが繋ぐご縁の輪】という会社の理念の軸になっています。

このコンセプトで始動したサロン運営ですが、私のような子育てで悩んだり、自分の時間が持てずに息詰まったり、また近くで子育てをしていてお友達を作りたいと思っているママさんたちに大ヒットしました!

当時はミクシーが主流で、サロンの宣伝はコミュニティに書いたり、あとは口コミで広がっていきました。あとは、初めての代表名刺も出来上がり一人前の大人になった気分でした。ピヨピヨのくせに…(笑)

サロンでは、紅茶の知識やマナー、紅茶に合う軽食やスイーツ作りをテキストを交えて実践していただき、完成した後実食しながらアフタヌーンティーをみんなで楽しみました。

他とは違うカジュアルなティーサロンだったので、気負いなく参加し続けてくださる方が多く、自宅に帰ってからも皆さん思い思いのティータイムを楽しんで息抜きしている報告を頂いたり、生徒さん同士が仲良くなり絆が深まる様子をみれたことも、私の仕事へのやりがいに繋がりました。

試行錯誤しながらも、ここでも沢山の出会いや私自身も学び経験を積むことができました。

当時出会った生徒さんで今でも交友関係が続いているママ友も沢山います。

あの頃、私たちがむしゃらに子育て頑張ってたね~^^

振り返ると一気に友達も増えて、子育てを助け合える仲間に励まされ心が軽くなったなぁ~としみじみ。十数年前が懐かしい!!

そんなこんなで、紅茶がもたらす幸福感や充実感にどっぷり浸かっていくのでした…続く→

次回→【紅茶からハーブの道へ!沼続きのお茶の世界】

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